研究課題/領域番号 |
18K02906
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研究機関 | 聖心女子大学 |
研究代表者 |
益川 弘如 聖心女子大学, 現代教養学部, 教授 (50367661)
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研究分担者 |
白水 始 東京大学, 高大接続研究開発センター, 教授 (60333168)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 問い / 思考過程 / 学習評価 / 認識 |
研究実績の概要 |
学習者が深い理解を実現するための問題解決プロセスの要素として「疑問」や「問い」が生まれることの重要性が指摘されている。これまでの研究によって、児童・生徒が持つ「学習観」そして「いかなる解答が求められているか」の「認識」違いが、授業中に児童生徒が生み出す「疑問」や「問い」の質に大きく影響することが予想され、各教科の深い学びを測定するための評価やCBT設計の在り方について今後深めていくための基礎的データが収集できた。しかし今年度はコロナ禍の影響で研究活動に制限が生まれ、研究実績は、招待講演における研究成果に基づいた音楽教育とのつながりの発表や、書籍・雑誌等による成果発信にとどまった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍による研究の制限によって大きく進捗させることができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究の推進方策としては、下記の取り組みを予定している。 (1)CBT活用の可能性の追求:CBTに必要な機能要件の整理と、必要に応じて紙ベースなどによるモックアップの検討 (2)「問い」に対する思考過程の研究:「認識」の違いによる「問い」の表出のされ方の違いに関するデータを収集する。 (3)創り上げた「問い」と学習過程、学習評価の関係についてデータ収集、分析
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次年度使用額が生じた理由 |
昨年度の研究の遅れを取り戻そうとしたが、コロナ禍において研究を進めることが難しかった。 次年度は、データ収集と分析を着実に進めていくため、繰り越した予算を活用していく。
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