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2021 年度 実施状況報告書

並列プログラミングのための反転授業向け学習支援ツールの研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K02920
研究機関甲南大学

研究代表者

若谷 彰良  甲南大学, 知能情報学部, 教授 (60330403)

研究分担者 前田 利之  阪南大学, 経営情報学部, 教授 (70320041)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードMOOC / OpenACC / 反転学習 / 自動生成 / 並列処理 / 並列プログラミング
研究実績の概要

並列コンピュータが一般化し、そのための並列プログラミングの需要が増加している。並列プログラミングの学習においては、APIの理解およびスレッド制御やデータ依存関係を理解するために、一般に、大量の例題を用いた学習が有効である。
2021年度は、CUDA、OpenMP、POSIX thread、MPI、AVX、OpenACCの各並列プログラミングツール向け学習ツールからなるwebアプリケーションスイートに対し、音声付き電子教材に日本語版に加え英語版を追加実装した。プログラミング演習の例題のwebツールは、日本語及び英語のいずれでも実行できるように作成しているので、これで、webアプリケーションが日英のバイリンガル対応となり、日本だけでなく、ほぼ全世界の学習者に対する環境が整ったことになる。
また、COVID-19の影響により、被験者の数は少数にとどまっているが、今回開発しているwebアプリケーションツールに対し、評価実験を一部実施し、その学習効果を計測しており、例題のwebツールにより、並列プログラミングのそれぞれに対し、理解度が深まっている傾向が確認されている。しかし、一部のツールにおいては、演習問題に偏りがあり、十分な学習効果があがっていないものがあるので、引き続き、内容の更新および改良が必要であることが分かった。
さらに、AVXおよびMPIの学習用webアプリケーションに対するこれまでの研究成果を、並列プログラミングの教育に関する国際会議であるEduParで公表し、研究結果の公開に努めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

実際の被験者による実証実験を行う準備は行ったが、コロナ禍のために対面での実験が難しく、実施ができていない。

今後の研究の推進方策

新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で、被験者を用いた実験を行いにくい状況が続いている(2021年4月現在)ので、社会状況を見て、研究手順・方法の見直しを随時行っていきたい。

次年度使用額が生じた理由

COVID-19の影響で予定していた実証実験及びそれにともなう学会発表などが予定通り行えなかった。2022年度では、実証実験に用いる機器及び環境を整備して実験を早急に実施し、その内容を学会発表などで公表していく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Evaluation of Web-based tools for beginners in AVX and MPI parallel programming education2021

    • 著者名/発表者名
      A. Wakatani and T. Maeda
    • 学会等名
      EduPar-21: 11th NSF/TCPP Workshop on Parallel and Distributed Computing Education
    • 国際学会

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公開日: 2022-12-28  

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