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2018 年度 実施状況報告書

実生活の諸課題解決を目指す教科横断型の科学教育カリキュラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K02931
研究機関信州大学

研究代表者

三崎 隆  信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (70360964)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード教科横断 / 資質・能力
研究実績の概要

教科横断型カリキュラムと21世紀型の資質・能力について,日本国内において日本理科教育学会,日本科学教育学会,臨床教科教育学会において情報収集を行った。また,国外においては,アイスランドにおいてレイキャビック市内のKelduskoli小中学校で理科,保健,体育のSTEM教育の授業を視察し,Menntaskolinn vioHamrahlo高校において物理を中心としたSTEM教育の授業を視察し,教育省においてアイスランドにおけるSTEM教育及び自然科学教育の現状と課題について情報交換を行った。
ノルウェーに於いては,オスロ市内の学校において実践されている理科教育並びにSTEM教育の実態について現地の義務教育学校の視察を行った。ノルウェーにおける理科教育は,5つのコア・エレメント(科学的実践と思考,テクノロジー,エネルギーと物質,地球と生命,身体と健康)から構成されている。また,Ris skole(中学校)では実生活に関連づけて科学的な思考を高めるカリキュラムとともに,STEAM教育の選択科目が展開している。Lutvann skole(小学校)では実生活に直結する教材を扱って科学的な思考を高めるとともに,各学年における野外教育においてSTEM教育が展開している。
本学教育学部附属松本中学校,附属松本小学校における算数・数学,理科,技術の教科横断型カリキュラムとして21世紀型の資質・能力の検討を行った。
算数・数学,理科,技術の教科横断型カリキュラムに基づいて,附属小・附属中学校において,また公立小学校において実践単元の検討を行った。
成果と課題を明らかにし,改善点を明確にすることができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

教科横断型カリキュラムと21世紀型の資質・能力に関する日本国内及び諸外国における先進的な学校教育の実態について視察調査に及んでいること,具体的な学校現場に於いて実際的な運用となる教科横断型カリキュラムとしての資質・能力の検討を行ったこと,成果と課題をまとめることができたことによる。

今後の研究の推進方策

教科横断型カリキュラム構築の情報収集をするとともに,協力校で具体的な教育実践を試行し,その成果と課題をさらに検討する。

次年度使用額が生じた理由

当初計画として見込んだ額よりも安価に研究を遂行することが可能となったことによる。次年度使用額は2019年度請求額と合わせて消耗品費等に使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 実生活で有機的に活用できる資質・能力を育てる科学教育カリキュラムの開発(1)-小学校低学年かがくにおける実践を事例に-2018

    • 著者名/発表者名
      湯本哲・田代佑夏・高橋和幸・井出幸輔・水野真二郎・三崎隆・村松浩幸・天谷健一・茅野公穗・谷塚光典・神原浩・市川公明
    • 学会等名
      日本理科教育学会第68回全国大会

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公開日: 2019-12-27  

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