所持、使用場所、取扱い方法に法的な制約を受けず、安全が確立された天然の放射線源を用いた放射線教材を作成し、実際の環境モニタリングを模した放射線測定を行う放射線教育プログラムを作成した。研究期間中に小学生から大学生、社会人までを対象に、合計83件の講習会を実際に開催した。また研究期間中、世界的な感染症の流行に伴い、対面での教育が困難な時期があったため、オンラインによる教育方法も検討し、31件のオンライン講習会も行った。 加えてその延長で放射線業務に従事する大学生を対象とした教育訓練も実施した。期間中、この教育を受けた放射線業務従事者に不測の被ばくは生じなかった。
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