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2021 年度 実績報告書

学習到達度をパフォーマンス指数で評価するプログラミング教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K02980
研究機関愛媛大学

研究代表者

大西 義浩  愛媛大学, 教育学部, 教授 (00321480)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードプログラミング教育 / パフォーマンス評価 / 温度制御
研究実績の概要

本研究では,プログラムの「はたらき」を数値化した「パフォーマンス指数」によりプログラム学習者の到達度を評価できる教材を開発し,小学校高学年および中学校でのプログラミング教育に使用することを目指している。本年度は,エタノールの蒸留を題材としたシミュレーション教材を開発した。エタノール水溶液からエタノールを取り出す際に,できるだけエタノールの沸騰温度である80℃付近に温度を制御することを目的として80℃のプラスマイナス5℃になると点数が加算されるようなパフォーマンス指数を考案し,,制御プログラムによって指数が変わることを確認した。この教材の有効性は愛媛大学が主催するジュニアドクター育成塾受講生の小学校5年生から中学校3年生約30名について実践した。一方で,パフォーマンス指数の算出には多くのデータを必要とする問題に対して,別のパラメータからパフォーマンス指数を予測する方法を検討した。
様々な教材によって,本研究で目的とした学習到達度をパフォーマンス指数で表現するということは達成できたと考えている。しかしながら,発展的な内容と考えていた学習到達度に応じた効果的な学習支援方法については十分に検討できなかった。これは,コロナ禍の影響で,本研究の主要フィールドと考えていた小中学校での実践が予定通り行えなかったことも一つの理由である。今後は本研究で開発した方法を小中学校の現場に持ち込み検討を続けたいと考えている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Practical Control Performance Index with Weighting Factors of Controller2021

    • 著者名/発表者名
      Yoshihiro Ohnishi, Takuya Kinoshita, Toru Yamamoto
    • 雑誌名

      IEEJ Transactions on Electrical and Electronic Engineering

      巻: 16 ページ: 1447-1449

    • DOI

      10.1002/tee.23446

    • 査読あり
  • [学会発表] Controller Retuning by using the Practical Control Performance Index2021

    • 著者名/発表者名
      Yoshihiro Ohnishi, Takuya Kinoshita, Toru Yamamoto
    • 学会等名
      SICE Annual Conference 2021(
    • 国際学会
  • [学会発表] 温度制御シミュレーションの性能評価を用いた制御技術教育2021

    • 著者名/発表者名
      大西義浩
    • 学会等名
      2021年電気学会,電子・情報・システム部門大会
  • [学会発表] GIGAスクール構想と小・中・高におけるプログラミング教育2021

    • 著者名/発表者名
      大西義浩
    • 学会等名
      制御工学教育研究集会
    • 招待講演

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公開日: 2022-12-28  

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