研究課題
最終年度はアメリカの慶應義塾ニューヨーク学院に設置のインターネット望遠鏡装置のリプレイスを行った。円安と物価高で旅費が高くついたが、なんとかやりくりすることができた。インターネット望遠鏡を利用した探求型学習として、山形県立鶴岡南高校の2年生を対象にインターネット望遠鏡で撮影した画像を利用したVRプラネタリウムの開発の指導を行った。研究成果は、国際会議の2023 Asia-Pacific Regional IAU Meeting(郡山)でポスター発表、International Conference on 2023 K-12 Astronomy Education(台湾)で口頭発表を行った。第13回慶應義塾大学インターネット望遠鏡プロジェクト・シンポジウム(慶應義塾大学)を対面とオンラインのハイブリッドで開催し、口頭発表を行った。インターネット望遠鏡の普及活動として、学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2023(東北大学)やダ・ヴィンチ祭2023(富山県立大学)に出展した。研究期間全体の成果としては、INDI Libraryという様々な天体観測機器を共通のプロトコルで制御するためのオープンソースソフトウェアを利用して、リモートで望遠鏡操作を行うためのシステムを新規に開発したことが挙げられる。これによって、小型望遠鏡を使ったインターネット望遠鏡の設置も可能となった。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、なかなかうまく進まなかったアメリカのインターネット望遠鏡装置のリプレイスを最終年度に行うことができた。インターネット望遠鏡を利用した探究型学習のテーマ開発に取り組み、山形県立鶴岡南高校と連携して実践を行った。研究成果は国際会議や国内のシンポジウムで発表を行い、対面やオンラインで様々な科学イベントに出展してインターネット望遠鏡の普及に努めた。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うちオープンアクセス 3件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件) 備考 (2件)
東北公益文科大学総合研究論集
巻: 46 ページ: 131-140
富山県立大学紀要
巻: 34 ページ: 7-10
秋田大学教育文化学部研究紀要 自然科学
巻: 79 ページ: 15-19
https://www.kitp.org/
http://milkyway.sci.kagoshima‑u.ac.jp/ hnakanis/ITP/