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2018 年度 実施状況報告書

日本的対人コミュニケーション・スタイルの実証的検討―日中米加比較による検証

研究課題

研究課題/領域番号 18K03003
研究機関名古屋大学

研究代表者

高井 次郎  名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (00254269)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード対人コミュニケーション・コンピテンス / コミュニケーション・スタイル / 自己制御焦点理論 / ポライトネス理論
研究実績の概要

30年度は、研究を実施する上で必要な準備を行い、次の活動を実施した。①データ収集のための協力者との打ち合わせを、カナダ・ウィルフレッドローリエ―大学Lindie Liang准教授、カナダ・アルゴマ大学Arthur Perlini教授と面談し行い、本研究計画の主旨と研究協力者の募集の協力の了承を得た。また、他の研究で研究協力者となっていたアメリカ・カリフォルニア州立大学Peter Lee講師およびAaron Cargile教授、中国・天津工科大学張けいせい准教授からも研究協力の了承を得た。②自己制御焦点尺度の英語版、日本語版は入手できた一方で、中国語版は妥当性が確立された尺度は未開発であったため、英語版を中訳し、アメリカのデータとの交差妥当性の検討を行った。その結果、理論上の2因子構造は不安定で、信頼性が低く、内容的妥当性が疑われた。今後自己制御焦点に概念的妥当性の検討が必要であることがわかり、現在検討中である。③中国版自己制御焦点尺度の交差妥当性関連の学会発表を、30年9月に日本グループダイナミックス学会において、31年2月にはSociety for Personality and Social Psychology年次大会において、Lina Wang氏との共同発表として行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本務校での管理職(副研究科長)に就いたため、予定していた通りの進展は果たせなかったが、最も懸念された海外研究協力者の獲得は実現できたため、それぞれの倫理審査さえ終えれば、調査実施の態勢に入れる。

今後の研究の推進方策

本年度はさらに重い役職に就いているが、夏前には倫理審査を各国で終え、研究1の調査実施を年内に実施したい。また、研究2のための倫理審査も年度内に通過させ、これまでの遅れを取り戻すべく、最大に努力する。

次年度使用額が生じた理由

研究実施の進度が遅れていたため、統計解析に必要なソフトウェアは前年度まで不必要であった。本年度分析を実施予定であるため、購入資金として使用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] College Students Communication Apprehension and Self-Regulation: Comparing America and China2019

    • 著者名/発表者名
      Lina Wang Xiaoyan Wu Zhengzhou Univ. Peter S. Lee Jiro Takai
    • 学会等名
      Society for Personality and Social Psychology
    • 国際学会
  • [学会発表] State Communication Apprehension and Regulation Focus of University Students: Comparing America and China2018

    • 著者名/発表者名
      Lina Wang, Chendong Ding, May Cho Min, Wenzhen Xu, Anqi Hu, Peter Lee, Jiro Takai
    • 学会等名
      日本グループダイナミックス学会

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公開日: 2019-12-27  

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