研究課題
2022年度には日米のデータ収集をクラウドソーシングを利用して獲得し、11月には全米コミュニケーション学会(NCA 於 ニューオーリンズ)において中間発表を行った。なお、カナダのデータについては、クラウドソーシングで2度求めたが、70名程度しか集まらず、日米の500人には及ばないため、今後もデータ収集を別の方法で追求する。一方、中国のデータは、コロナ禍のため、事実上22年度は収集不可であったたが、23年度も引き続き収集を試みる。なお、アメリカの既存のデータの質が疑わしいため、学生のデータ収集も行うことを決定した。NCAでは、関連の2篇の口頭発表を行い、The effect of relational mobility and self-construals on interpersonal directness/indirectness: A Japan-US comparisonおよびThe effect of relational mobility, self-construal and cultural tightness on self-presentation motives: A Japan-US comparisonと題した。特に、前者はTop paperセッションにおいて発表を行い、学会によって高い評価を得ている。学会の後は、カリフォルニア州立大学フラートン校を訪問し、研究協力者と協議し、今後学生のデータを集めることに対する打ち合わせを行った。
3: やや遅れている
データ収集を日本とアメリカで行ったものの、アメリカのデータの質が疑わしく、クラウドソーシングの限界を感じた。善後策として、大学学生同士の比較に焦点を置き、今後日本人とアメリカ人のデータは取り直し、カナダと中国も同様、大学においてデータ収集を行うことに決定した。カナダおよび中国の研究協力者と交渉し、特に中国のロックダウンが解除されたことによあって、23年度中にデータ収集ができることに目途が付き、計画された研究が完了する見通しがついた。
すでに研究協力者には依頼をしており、アメリカと日本は夏までに、カナダと中国は秋の間にデータ収集は終わる予定で、その後分析を行い、研究報告を年度内に行う予定である。また、現在NCAでの学会発表に申込中で、第3の口頭発表を受理されれば11月に行う予定である。
研究協力者謝金、調査委託費として活用する目的で研究費を確保している。
すべて 2022 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)