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2022 年度 実施状況報告書

日本的対人コミュニケーション・スタイルの実証的検討―日中米加比較による検証

研究課題

研究課題/領域番号 18K03003
研究機関名古屋大学

研究代表者

高井 次郎  名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (00254269)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード対人コミュニケーション / 関係流動性 / 自己呈示 / 文化的自己観 / 文化的寛容性・厳格性 / 比較文化
研究実績の概要

2022年度には日米のデータ収集をクラウドソーシングを利用して獲得し、11月には全米コミュニケーション学会(NCA 於 ニューオーリンズ)において中間発表を行った。なお、カナダのデータについては、クラウドソーシングで2度求めたが、70名程度しか集まらず、日米の500人には及ばないため、今後もデータ収集を別の方法で追求する。一方、中国のデータは、コロナ禍のため、事実上22年度は収集不可であったたが、23年度も引き続き収集を試みる。なお、アメリカの既存のデータの質が疑わしいため、学生のデータ収集も行うことを決定した。
NCAでは、関連の2篇の口頭発表を行い、The effect of relational mobility and self-construals on interpersonal directness/indirectness: A Japan-US comparisonおよびThe effect of relational mobility, self-construal and cultural tightness on self-presentation motives: A Japan-US comparisonと題した。特に、前者はTop paperセッションにおいて発表を行い、学会によって高い評価を得ている。学会の後は、カリフォルニア州立大学フラートン校を訪問し、研究協力者と協議し、今後学生のデータを集めることに対する打ち合わせを行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

データ収集を日本とアメリカで行ったものの、アメリカのデータの質が疑わしく、クラウドソーシングの限界を感じた。善後策として、大学学生同士の比較に焦点を置き、今後日本人とアメリカ人のデータは取り直し、カナダと中国も同様、大学においてデータ収集を行うことに決定した。カナダおよび中国の研究協力者と交渉し、特に中国のロックダウンが解除されたことによあって、23年度中にデータ収集ができることに目途が付き、計画された研究が完了する見通しがついた。

今後の研究の推進方策

すでに研究協力者には依頼をしており、アメリカと日本は夏までに、カナダと中国は秋の間にデータ収集は終わる予定で、その後分析を行い、研究報告を年度内に行う予定である。また、現在NCAでの学会発表に申込中で、第3の口頭発表を受理されれば11月に行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

研究協力者謝金、調査委託費として活用する目的で研究費を確保している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [国際共同研究] California State University, Fullerton(米国)

    • 国名
      米国
    • 外国機関名
      California State University, Fullerton
  • [学会発表] The effect of relational mobility, self-construal and cultural tightness on self-presentation motives: A Japan-US comparison2022

    • 著者名/発表者名
      Hu, X., Gao, X.,Wang, L., Hu, A., Taniguchi, N., Lee, P., & Takai, J.
    • 学会等名
      National Communication Association
    • 国際学会
  • [学会発表] The effect of relational mobility and self-construal on interpersonal communication directness/indirectness: A Japan-US comparison2022

    • 著者名/発表者名
      Wang, L., Hu, X., Gao, X., Hu, A., Taniguchi, N., Lee, P., & Takai, J.
    • 学会等名
      National Communication Association
    • 国際学会

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公開日: 2023-12-25  

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