多様な文化的背景を持つ人びとが協働する機会が急増する「多文化社会」化が進む我が国においては,異質な活動文脈や評価の視点を乗り越えて関係を結ぶことができる対話の機会が急増している。本研究では,異質な文化的背景を持つ他者の批判的な意見を丁寧に聴き取り,彼らとの対話に参加すると同時に,自分自身の視点を交えて多様な視点を持つ者とのチーム作りを促進出来るリーダーシップである「異文化跳躍力」の養成について検討したものである。文献研究を通じ異文化跳躍力の定義づけを行い,本能力の養成プログラムを,小学校教諭らとの実践研究を通じて開発した。
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