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2021 年度 研究成果報告書

対人特性次元の分析と応用可能性の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 18K03084
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10020:教育心理学関連
研究機関帝京短期大学

研究代表者

橋本 泰央  帝京短期大学, 帝京短期大学, 准教授 (50748267)

研究分担者 小塩 真司  早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60343654)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード対人特性 / パーソナリティ / 親密性 / 支配性 / 対人円環
研究成果の概要

他者との接し方はさまざまあるが,パーソナリティの観点からは,他者に対する親密さが高いか低いか,支配的態度が強いか弱いかによって分類できると考えられている。このたびの研究では,パーソナリティを表現する用語を利用して,日本人が他者と接する際のパーソナリティはどのように整理できるのかを検討し,他の心理尺度との関連からその特徴を検討した。結果は次の通りである。第1に,親密性・支配性と解釈可能な2つの直交軸が見出され,対人特性語の円環構造が確認された。第2に,対人特性語は8つのクラスターに分類可能であった。第3に,クラスターの配置に先行研究との違いが観察された。

自由記述の分野

パーソナリティ心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的には,欧米を中心とした海外の研究で明らかにされていた,他者と接する際のパーソナリティ分類の次元である親密性と支配性の2次元が日本においても確認された点で意義がある。言語も文化も異なる国々で共通する次元が見出されたことから,他者と接する際にヒトがとる態度を共通して捉える物差しがあることを裏付ける研究と言える。一方で,本研究でみられた先行研究との違いは,親密性や支配性が意味する内容が文化によっても異なることをも示唆している。パーソナリティを表現した用語を通した文化比較を可能にするという点でも意義のある研究と考える。

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公開日: 2023-01-30  

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