• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 実施状況報告書

青年期の自閉スペクトラム症者と家族に対するスキーマ療法を用いた心理教育の実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K03089
研究機関千葉大学

研究代表者

大島 郁葉  千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 講師 (40625472)

研究分担者 土屋垣内 晶  千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任助教 (30778452)
大渓 俊幸  千葉大学, 総合安全衛生管理機構, 准教授 (60456118)
稲田 尚子  帝京大学, 文学部, 講師 (60466216)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード高機能自閉スペクトラム症 / 高等教育課程 / スティグマ / 二次障害 / 認知行動療法 / スキーマ療法
研究実績の概要

〈研究1〉高等教育機関に在籍するASDの診断を持つ学生の,AS特性の自己理解とASDについての一般的な知識,およびスティグマの程度が,支援の獲得とメンタルヘルスに及ぼす影響を調査する。スティグマおよび理解のいずれが原因となっているかを検証する。調査項目: ASDに対する理解や気づきを調査するAKQ-C,スティグマを調査するInternalised Stigma of Mental illness(ISMI)日本語版,適応を調査するWHO Quality of Life 26(QOL26),Sehhan Disability Scale(SDISS),日本語版,および過去1年に受けた医学・精神保健・教育機関における支援を調査する半構造化面接(Horwits,2001に倣う)を, 実施する。
〈研究2〉高等教育機関に在籍するASDの診断を持つ学生を対象として,CBTを用いた心理教育を実施することが,獲得できる支援を増加させることを,ランダム化比較試験(RCT)により検証する。方法:〈研究1〉の参加者および,関東圏内のメンタルクリニック,学生相談室から参加者を募集する。参加者のうち15名を待機群,15名を介入群に振り分ける。介入群には,1回 100 分のCBTセッションを全 6 回行う。全6回のテーマを表2に示す。
研究1〉対象:高等教育機関に在籍するASDの診断を持つ学生100名。
現在、参加者の同意取得後,スクリーニング検査(ウェクスラー式知能検査,自閉スペクトラム症の特性を把握する観察検査:Autism Diagnostic Observation Schedule Second Edition;ADOS-2)を実施しており、現在までに20名に施行している。
研究2)千葉大学附属病院の倫理申請委員会にて申請中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究1)リクルートに時間を要しているため。
研究2)本研究の倫理審査に時間を要しているため。

今後の研究の推進方策

研究1)近隣のクリニックにリクルートのチラシを配布し、リクルートを募る。

研究2)千葉大学倫理委員会にて承認を得た後、プログラムを試行的に数ケース行う。その後、ランダム化比較試験のセッティングにて施行を行う。

次年度使用額が生じた理由

進捗が遅く、謝金などの使用金額が少なかったため、今年度は使用額が少なかった。
次年度は、リクルートを強化し、謝金に使用するものとする。また、大学院生にアルバイトとしてデータ入力を行ってもらう。さらには、学会発表等で予算を使用する予定とする。

URL: 

公開日: 2019-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi