研究課題/領域番号 |
18K03092
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
河野 荘子 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (00313924)
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研究分担者 |
岡本 英生 奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (30508669)
清河 幸子 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (00422387)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 非行少年 / 認知プログラム / 非行からの立ち直り / 孤独感 |
研究実績の概要 |
認知行動療法をベースにした処遇プログラムの導入によっても、再非行が著しく減少したわけではない。応募者は、その原因を、プログラムを受ける側(非行少年)の心の準備が整っていないためと考え、処遇プログラム実施の前に、何らかの認知的アプローチをおこない、その後の処遇プログラムがより効果的に作用するための素地を作ることが必要不可欠と考える。本研究では、再非行防止を目的とした認知課題を作成し、その効果検証をおこなう。 本年度は、刺激語のリストの作成と、それをもとにして予備調査のための質問紙の作成をおこなった。刺激語は、孤独について考えさせるものとし、孤独をネガティブなものととらえる「ひとりぼっち」などの単語と、ポジティブなものととらえる「安心」「熟考」などの単語とからなるリストを作成した。予備調査では、このリストがどれくらい孤独と関連性のあるものと認識されているのかを検討し、刺激語として適切な単語を選定する。予備調査は、webによって行い、500人程度のデータを収集する予定である。 、
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
学内の業務が多忙である上、昨年度はコロナの蔓延の影響で、研究の打ち合わせや遂行に支障が出たため。
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今後の研究の推進方策 |
早急に予備調査を進め、刺激語の選定をおこなう。刺激語が決定したら、認知プログラムを実施する準備にとりかかる。この研究に協力してくれる施設などがあるとよいが、コロナの蔓延状況を考えると、現状では難しいことが推測される。そのため、web上での質問紙形式での調査に切り替えることを視野に入れ、認知プログラムの改良をおこなう。
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次年度使用額が生じた理由 |
学内の業務に忙殺されており、さらにコロナの蔓延によるさまざまな社会的措置の影響を受け、研究を実施したり、研究のための時間を思うように確保したりすることができなかった。次年度は、web上での調査をおこなう予定であり、研究協力者への謝金などが発生する予定である。
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