研究課題/領域番号 |
18K03115
|
研究機関 | 聖学院大学 |
研究代表者 |
森岡 由起子 聖学院大学, 心理福祉学部, 特任教授 (70113983)
|
研究分担者 |
柴田 康順 大正大学, 心理社会学部, 専任講師 (30803415)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
キーワード | 極低出生体重児 / 発達のアセスメント / 学習支援 / ビジョントレーニング / 空間把握の弱さ / 支援と親への助言 |
研究実績の概要 |
継続して、山形県立中央病院小児科外来にて、極低出生体重児(3歳~9歳児、約100名)の発達検査と助言を小児科医とともに実施した。またNPO発達支援研究センターにて延べ200名(32事例)の発達と学習の支援を、研究協力者の榎本とともに実施した。 本年度は、12名が支援終了(卒業)となった。 必要と判断された対象児に、ビジョントレーニングを実施することで、小学校入学後に生起していた板書の苦手さや、空間把握の弱さを軽減する効果が見られた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2年目の継続研究であったが、本年度も山形県立中央病院とNPO発達支援研究センターで、金曜から日曜日に隔週での追跡調査を実施した。 本年度からは、ビジョントレーニングに加え、音読教材もしようしての支援も開始した。 効果については、3年度の検証する予定である。
|
今後の研究の推進方策 |
本年度は4月からの外出自粛のため、山形県への出張ができなくなっている。 8月に、2週間にわたり、集中したアセスメントと支援を実施する予定でいる。NPO発達支援研究センターにおいては、榎本が継続した支援を実施している。 国際学会は中止となったが、国内学会での発表を予定している。
|
次年度使用額が生じた理由 |
残額は171円と軽微で、ほぼ計画通りに執行した。残額は翌年度に繰り越しとする。
|