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2018 年度 実施状況報告書

キャリア支援者の指導者養成プログラムの開発と効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K03128
研究機関筑波大学

研究代表者

岡田 昌毅  筑波大学, 人間系, 教授 (10447245)

研究分担者 高橋 南海子  明星大学, 明星教育センター, 准教授 (70620558)
原 恵子  筑波大学, 人間系, 准教授 (70813658)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードプログラム開発 / プログラム実施前後の意識調査 / 追跡調査 / 指導者層のインタビュー調査 / 意識の変容
研究実績の概要

平成30年度の進捗を以下の通り報告する。
1.平成29年下半期にプログラム開発と試行実施を行ったが,そのプログラムを改善し,18回約140時間の半年間で完結するブログラムとして再構成し,平成30年度から正式実施とした。4月開始(第1期)と10月開始(第2期)の,2回実施した。
2.平成29年度の試行実施期の1クラス(N=26)に対して,プログラム実施前と実施後の意識調査を行い,分析結果は産業・組織心理学会(平成30年9月1日,於:名古屋大)にて発表を行った。この試行実施期の受講生に対しては,修了後約半年経過後に追跡調査を実施し,どのような意識の変容が起きているか,現在分析中である。
3.平成30年度に実施した2クラス(N=30,N=28)に対して,プログラム実施前と実施後の意識調査を行い,現在分析中である。
4.試行実施期と第1期・第2期の計3期の受講生に対して,アンケート形式の意識調査に加え,座談会形式で講座に関する直接的なフィードバックや感想を求める場も設けた。直接的なコミュニケーションによる率直な意見も徴収でき,都度,プログラム改善に反映させた。
5.平成30年11月からは,指導者層の熟達を含めた職業的発達プロセスの検討のため,指導者層のインタビュー調査を開始している。中堅者段階から指導者段階に至る熟達プロセスを含む,意識や行動の変化を探索的に検討することを目的としている。20名へのインタビューとその逐語化が終了し,現在は分析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

【研究実績の概要】に記載した通り、研究は当初計画通り着実に進捗している。

今後の研究の推進方策

当初計画通り、以下の研究を着実に推進する予定である。
1.指導者層の熟達を含めた職業的発達プロセスについて、20名のインタビュー調査が完了し、M-GTAによる分析を現在継続中である。上半期中にはプロセスモデルの策定を完了する(研究4)。
2.ATD(米国:2019年5月19日~22日開催)において、最新の教育・研修方法論を調査する(研究5)。
3.これまでの効果測定の結果、および研究5の調査結果をもとに、プログラムを改善した上で研修を実施し、効果測定を実施する(研究6)。引き続き、修了者に対する追跡調査を実施する(研究7)。

次年度使用額が生じた理由

平成31年度の海外出張(米国ATD)費用が、当初計画を上回ることが想定されたため、平成30年度においては、物品購入については既存物品の有効活用、旅費の圧縮、人件費については非常勤雇用は行わず費用圧縮を行った。次年度使用額は、平成31年度海外出張の不足分に充当する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] キャリア支援者の指導者養成プログラムの効果に関する予備的調査2018

    • 著者名/発表者名
      原恵子,髙橋南海子,岡田昌毅
    • 学会等名
      産業・組織心理学会第34回大会

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公開日: 2019-12-27  

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