研究課題
計画を微修正して,扁桃体損傷患者を対象として,食物の無意識感情処理を調べる神経心理学研究を実施した.参加者は片側扁桃体損傷患者群10名であった.課題は申請者らの先行研究と同様に閾下感情プライミングパラダイムを用い,複数の食物刺激あるいはモザイク刺激をプライム刺激として閾下呈示し,後続の中性刺激の感情評定への影響を計測した.またこの実験のための予備実験として,適切な食物刺激を作成する評定実験を健常群30名を対象として実施した.また次の神経心理学研究への予備実験として,食物刺激に対する生理的反応を測定する実験を健常群25名を対象として実施した.
2: おおむね順調に進展している
予定の通り実験することができた.
習得したデータを解析したうえで,今後計測を続行・発展するあるいは修正するといった意思決定をする.
被験者都合により計測がキャンセルとなることがあった.今後はより多くの機会の計測を実施する.
すべて 2019
すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)
Nutrients
巻: 11 ページ: 2832
10.3390/nu11112832