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2023 年度 実績報告書

単連結距離正則グラフの研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K03222
研究機関国際基督教大学

研究代表者

鈴木 寛  国際基督教大学, 教養学部, 名誉教授 (10135767)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード距離正則グラフ / グラフの基本群 / グラフの普遍被覆 / 代数的組み合わせ論 / 弱距離正則有効グラフ / Terwilliger 代数
研究実績の概要

本研究の最終的な目標は以下の三つである。Γ を 距離正則グラフ(DRG)とする。
A. π(Γ, x, 6) = π(Γ, x) である直径の大きな DRG で、任意の距離 3 の二点 x, y について、直径が 3 の、Classical DRG で、これらを含み、 geodetically closed であるものが存在すれば、Γ は、Classical DRG である。
B. DRG の 被覆および基本群に関する一般論の展開。
C. 対応する有効グラフが存在する場合への拡張。
A に関し、Classical DRG は、π(Γ, x, 6) = π(Γ, x) を満たすことは、Q多項式型の性質を用いて、代数的な方法で示されている。幾何的またはグラフ理論 的手法でも証明を試み、いくつかの場合には成功した。B の整備をおこなっているが、同時に、有効グラフが付随する場合との関係にも興味をもち、研究の幅を 広げている。一般的に、有効グラフに関しては、基本群は考えられないが、その背後に、距離正則グラフが存在する場合には、関連性が考えられる。また、 Girth が大きな距離正則グラフの問題は、弱距離正則有効グラフでも、同じように存在しているため、関連性を考えることは意味がある。コロナ禍で、研究交流 の部分が遅滞したため、期間の延長を申請して、認められた。研究集会が対面でも持たれるようになっただけでなく、国際的な交流も再開し、Wisconsin 大の、Terwilliger のグループと、北京師範大学の Wang のグループ、早稲田大学などのグループなど、これらの課題に興味を持っている、若手研究者との交流を活発に行なっている。特に、弱距離正則有効グラフの研究と、その Terwilliger 代数の表現に関してはいくつかの新たな結果を得られ、投稿準備中である。

備考

Terwilliger Algebra の講義録。HTML 版と、PDF 版を入手可能。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (2件) 備考 (1件)

  • [国際共同研究] University of Wisconsin, Madison(米国)

    • 国名
      米国
    • 外国機関名
      University of Wisconsin, Madison
  • [国際共同研究] Beijing Normal University(中国)

    • 国名
      中国
    • 外国機関名
      Beijing Normal University
  • [備考] Lecture Note on Terwilliger Algebra

    • URL

      https://icu-hsuzuki.github.io/t-algebra/

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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