研究成果の概要 |
与えられた2つの有限生成な無限コクセター群が群として同型か否かを判定する無限コクセター群の同型問題は未解決な問題である。先行研究を踏まえて, 共役な集合に関する条件(untangle-condition)の下, コクセター系をツイストがないパーツに分解して考えるアプローチにより, 一定の成果を得た。 また, 有限単純グラフの再構成可能予想はグラフ理論における有名な未解決問題である。本研究では, 2種類の矢印を持つ有向グラフを用いるアプローチで研究を行い, 一定の研究成果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
無限コクセター群の同型問題は未解決な問題であり, 多くの先行研究によって, 与えられコクセター系に対して, angle-compatibleなコクセター系がすべて求められるならば, 解決するところまで解明されている。コクセター系をパーツに分解して考えるアプローチにより研究を行った。 有限単純グラフの再構成可能予想というグラフ理論の有名な未解決問題に対して, 2種類の矢印を持つ有向グラフを対応させ, 矢印の終点が見つかると2つのグラフは同型になるアイデアで研究を行った。
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