研究成果の概要 |
本研究課題に関係して,論文1本を学術誌に発表し,別の論文を準備中である. 発表されている論文は,東京大学の間瀬崇史氏,城西大学の中村あかね氏との共同研究で,離散パンルヴェ方程式に対する離散ハミルトニアンというものを提案し,それを使うと方程式が簡単に書けることを示した. 準備中の論文は,東京大学の細井竜也氏との共同研究で,t = 0, 1, 無限大のみを特異点に持ち,そのいずれもがH型である4階斉次2次微分方程式の形を(簡単なある仮定の下) 決定した.これは第6パンルヴェ方程式の双線型形式を含むものである.
|