研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プラズマ境界層が定常解に対応することは数学的に検証されていたが,境界層の発展過程は明らかにされていなかった.本研究では,数学解析及び数値解析を通じて,その一部を解明することに成功した.また,Townshend理論による火花電圧を,最新のモデル方程式を用いて再導出することができた.これらの成果は,プラズマの諸現象を理解する上で,プラズマ工学・物理学にも利するものである.また,微分方程式に対する新たな解析手法を生み出すことができ,非線形偏微分方程式論の発展にも貢献した.
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