研究課題/領域番号 |
18K03414
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
澤 正憲 神戸大学, システム情報学研究科, 准教授 (50508182)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | Cubature公式 / Euclidean design / 応答曲面計画 / 最適実験計画 |
研究実績の概要 |
Euclidean Design Theoryの基礎研究: Hirao-Sawa-Jimbo (Sankhya Series A, Indian Journal of Statistics, 2013) で提案された,B型ワイル群のコーナーベクトル (corner vector) を用いたユークリッドデザインの構成法(コーナーベクトル法)のD型ワイル群類似を提案,検討した.一連の研究成果は組合せ論の国際雑誌 Graphs and Combinatoricsに掲載された.
Euclidean Design Theoryの応用研究: 主に統計的実験計画法における最適実験計画 (optimal design),応答曲面計画 (response surface design) の理論への応用研究に着手した.一連の研究成果は,2020年度日本数学会秋季総合分科会(応用数学分科会)と2020年度統計関連連合学会における基調特別講演として口頭発表された.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
「研究実績の概要」にも記載のように,本年度の主要な成果は学術論文1編と口頭発表(基調講演)2件であった.学術論文はEuclidean Design Theoryの総説論文であり,統計関連学会における基調講演は申請者の2020年度日本統計学会小川研究奨励賞の受賞記念講演である.3年目は,執筆活動は少なかったが,これまでの研究成果が目に見える形となった一年であったように思う.コロナ禍の影響により,海外における成果発表の機会を逸してしまったのは痛恨の極みであった.
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今後の研究の推進方策 |
対面での成果発表に拘らず,遠隔で実施されている国際会議も視野に入れて,積極的な国際口頭発表の機会をつくりたい.今年度はHPを作成し,これを研究成果の広報の場とする.
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍により,研究計画当初予定されていた国際会議等への参加がすべて白紙となり,最終年度の予算執行に直接的に影響したため.
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