環境・エネルギー問題を解決する一つのアプローチとして太陽電池や燃料電池に代表されるエネルギー変換デバイスが注目されており、エネルギー変換効率を向上させるためにはそのメカニズムを正しく理解することが重要と考えられる。その目的のためには高精度な多体摂動論(GW/BSE)に基づく電子状態計算を実行する必要があるが、その計算コストは非常に高く、複雑な系への適用は困難が多い。本研究では複雑・大規模なGW/BSEプログラムの開発を行い、そのクリティカル精度検証を行った。研究実施期間中にプログラムをエネルギー変換において重要となる半導体・酸化物などについての適用可能性と今後の課題を明かにすることができた。
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