磁場を伴った星の安定性解析を行うための定式化を行った。定式化は変分原理に基づくもので、この定式化を用いて、有限要素法による安定性解析を行うための数値コードの作成を進展させた。 安定性解析で必要となる磁場星の平衡解について、研究を進めた。主な成果は次の通りである。(i) 非常に強いトロイダル磁場と弱いポロイダル磁場を持つ平衡解を一般相対論の枠組みで求めた。(ii) 一般相対論の枠組みで、磁場を非摂動的に扱った場合の平衡解を一般の磁場構造に対して求めた。(iii) 星の外部に磁気圏を持つ場合の平衡解について解析した。(iv) 磁場星の表面に表面電流がある場合の平衡解を解析した。
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