超高光度X線源のエネルギー源を解明するため、輻射流体・輻射磁気流体力学シミュレーションと輻射輸送計算を実施した。その結果、超臨界ブラックホール降着流からは、二種のアフトフローが発生することがわかった。そして、恒星質量ブラックホール周囲の超臨界降着流モデルが、超高光度X線源のX線光度とアウトフローパワーを説明できることを実証した。また、磁化した中性子星の磁極付近に形成される超臨界降着柱の構造と光度を解明し、自転によって引き起こされるX線パルスの形状を計算した。その結果、パルスを持つ超高光度X線源が、磁化した中性子星への超臨界降着で説明できることを示した。
|