研究課題
1. 北海道トラフ周辺の海底地形に関する研究新たに海洋研究開発機構の研究船で取得された海底地形データを入手した。既存のデータの再編集をおこない、より詳細な海底地形図を作成した。その図面をもとにして、中央海嶺の伝播を示す地形的特徴をより明瞭にした。さらに、中央海嶺の伝播が起こっている他の海底と比較することから、中央海嶺の伝播を示す地形的特徴をまとめた。2. Nova-Cantonトラフ西部に関する研究Nova-Cantonトラフ西部において、新たにハワイ大の研究船などで取得された海底地形データを入手し、データ編集をおこなった。地磁気データを新たな手法と新たな磁気反転年表を使って解析し、Nova-Cantonトラフ周辺の磁気異常縞模様の再検討を行った。その結果をもとに、太平洋プレートとフェニックスプレートの間のプレート境界の再配列とオントンジャワ海台の形成との関係を明らかにした。
3: やや遅れている
新型コロナ感染症の拡がりにより、在宅勤務を余儀なくされたため、データ解析の効率が大幅に低下した。また、海外の研究者との交流機会も減少した。
データ解析方法の改良をおこない、在宅勤務でのデータ解析の効率の向上に努める。
次年度使用額が生じた理由:予定していた米国で開催された学会への参加とデータ処理環境整備の一部を見送ったため。使用計画:次年度に学会参加とデータ処理環境整備の実施を予定している。
すべて 2021 2020
すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 2件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 3件) 図書 (1件)
Journal of Geophysical Research: Solid Earth
巻: 126 ページ: 1-27
10.1029/2019JB019116
Lithos
巻: 372-373 ページ: 105652~105652
10.1016/j.lithos.2020.105652
Earth, Planets and Space
巻: 72 ページ: 1-8
10.1186/s40623-020-1140-5