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2022 年度 研究成果報告書

火山構造性地震によるマグマ貫入量と噴火時刻の推定手法の確立に向けての試み

研究課題

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研究課題/領域番号 18K03781
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分17040:固体地球科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

中道 治久  京都大学, 防災研究所, 准教授 (00420373)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード火山構造性地震 / 群発地震 / 地震エネルギー / 噴火時刻 / 地殻変動 / 体積変化量 / 応力場 / 噴出量
研究成果の概要

火山構造性地震はマグマの貫入による周囲の岩石の応力変化よって引き起こされる脆性破壊によって発生する。マグマ貫入によって火山構造性地震が群発し,地殻変動が引き起こされる。地殻変動源の体積変化量と地震のモーメント(エネルギー)について経験式を導出し,火山性構造性地震の観測からマグマ貫入量の推定手段を構築した。また,マグマ貫入の一形態であるダイクの成長に伴う応力変化によって岩石の破壊強度を超えることにより,火山構造性地震の群発が浅部から深部へ進展していくことを明らかにした。

自由記述の分野

地球物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

貫入したマグマの全てが噴火によって放出されるわけではないが,貫入マグマの量は放出しうるマグマ量の上限を規定する。噴火による放出量は災害の規模に関わるため,放出量の上限を事前に想定する意義がある。そのため,貫入マグマ量を推定することは重要であるが,地殻変動観測が不十分な発展途上国の火山であっても最低限は地震観測が行われているため,本研究成果の地震からのマグマ貫入量の推定手法の構築は意義がある。

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公開日: 2024-01-30  

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