地球型惑星に関する数値ダイナモモデルを用いて、外核の対流によって生成される磁場構造とその時間変動を様々な時間スケールで調査した。内核成長による10億年オーダー、100万年オーダーおよび、1年オーダーという3つの時間スケールにおける磁場変動に着目した。10億年スケールについてでは、現在および過去の地球の核では対流構造を支配するメカニズムが大きく異なる可能性が示唆された。100万年スケールでは、逆転頻度と逆転に要する時間との相関について調査し、古地磁気学的記録との比較を行った。短周期変動については、データ同化による地磁気永年変化予測を行い、地球磁場変動モデルの作成に成功した。
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