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2021 年度 実施状況報告書

マイクロミラーの髙ねじり角負荷に対する疲労寿命評価と疲労加速現象の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K03836
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

泉 隼人  名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (90578337)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードマイクロミラー / シリコン / 疲労 / 有限要素法解析 / PZT
研究実績の概要

マイクロミラーの試作をより確実に行うため、有限要素法解析に圧電要素と減衰を取り入れ、マイクロミラーのねじり応力と振動特性について検討した。減衰の小さい、真空に近い状態では、数ボルトの電圧を印加してミラーの共振周波数で駆動させることで、ミラーのトーションバーをねじり破壊させるために十分高い応力レベルが得られていることを確認した。また大気圧の減衰が大きく作用する場合においても、駆動電圧を大きくすることで髙ねじり負荷の状態での疲労試験が実現できることを確認した。これにより、圧電駆動に必要となる任意波形発生器および電圧増幅器を選定して納入した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

当初計画では、マイクロミラーの試作を開始する予定であったが、型コロナウィルス感染拡大防止措置による学外への移動や外部施設の利用の規制など、研究活動の制約が発生したことで、デバイスの製作や実験に着手するに至らなかった。

今後の研究の推進方策

新型コロナウィルス感染拡大防止措置により、デバイスの試作を中断せざるえない事態となった。このため、補助事業期間延長の制度を利用して研究期間を1年間延長し、計画を遂行するために必要な時間を確保して成果を得ることを目指す。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍の影響により研究活動の規制や外部機関でのデバイスの試作や観察実験が困難になったため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] The origin of fatigue fracture in single-crystal silicon2022

    • 著者名/発表者名
      H.Izumi, T. Kita, S. Arai, K. Sasaki, S. Kamiya
    • 雑誌名

      Journal of Material Science

      巻: 57 ページ: 8557-8566

    • DOI

      10.1007/s10853-022-07055-5

    • 査読あり

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公開日: 2022-12-28  

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