Sn-Bi合金の延性改善と耐衝撃性向上を目的として、合金各種Sn-Bi基合金の機械的性質や接合特性について調査し、Sn-Bi基合金の超塑性変形メカニズムを明らかにしようとするものである。様々な添加元素による実験を行った結果、初晶の結晶粒径が10数ミクロン程度のSn-Bi合金へSnあるいはBiに固溶する元素(Cu、Ni、Sb、Znなど)を添加することで、脆性改善が確認された。また、高温(60℃以上)・低ひずみ速度の条件においては、伸びが200%をこえる超塑性挙動を示すことが明らかとなった。 さらに、Sn-Bi-Cu合金の超塑性変形についてその変形メカニズムを提案した。
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