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2020 年度 研究成果報告書

「ポータブル」ロボット切削加工システムの基礎となる空間精度の新しい測定法

研究課題

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研究課題/領域番号 18K03874
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分18020:加工学および生産工学関連
研究機関広島大学

研究代表者

茨木 創一  広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (80335190)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード産業用ロボット / 位置決め / 空間精度 / 測定 / 切削 / 幾何学モデル / レーザ干渉計
研究成果の概要

現在の産業用ロボットの多くは「ティーチング」,すなわち人間による操作をコピーすることでプログラムされる.しかし近い将来には,バーチャルモデルによるプログラミングに移行すると予想する.そのとき,ロボット作業の精度は,ロボットの空間精度,すなわち可動領域内の任意の点における,指令位置に対する実際の位置の精度が決めることになる.本研究では,可動領域全体で,ロボットの手先位置を測定する方法を提案した.また,ロボットの空間誤差を正確に予測するための,新しい幾何学モデルを提案した.提案したモデルの予測精度は,まずスカラ型ロボットで実証し,次に6軸ロボットに拡張した.

自由記述の分野

加工学および生産工学関連

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在の製造現場で,産業用ロボットのティーチングを行うオペレータの確保は,ロボットの導入コストを上げる主要因である.製造現場の自動化が今後ますます進み,ロボットの用途が拡大するのは明らかであるが,そのために,ロボットはコンピュータによるプログラミングに移行するだろうと予想する.本研究で構築した,ロボットの空間誤差を高精度に予測できるモデルを使えば,誤差補正を行うことができる.本研究の成果は,ロボットの空間精度を格段に向上させるための基盤技術となる.ロボットがコンピュータによってプログラミングされるようになれば,ロボットの作業の精度は,空間精度が決める.

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公開日: 2022-01-27  

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