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2020 年度 研究成果報告書

光熱希土類ナノ材料を用いた多波長選択応答ソフトマイクロアクチュエータの創出

研究課題

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研究課題/領域番号 18K03910
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分18040:機械要素およびトライボロジー関連
研究機関熊本大学

研究代表者

渡邉 智  熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 助教 (80579839)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードソフトロボット / 近赤外光 / 波長選択性 / 希土類ナノ材料 / 光熱変換 / 感温ポリマーゲル
研究成果の概要

リモートコントロール可能なマイクロロボットやマイクロマシンなどの実現するために、希土類光熱変換材料を感温ポリマーゲルに組み込んだ多波長選択応答ソフトアクチュエータを開発した。808 nmに吸収を持つネオジム、980 nmに吸収を持つイッテルビウムを用いた。感温ポリマーゲルに希土類を導入するために、希土類ナノ粒子をフィラーとして混合する方法と感温ポリマーゲルに希土類錯体として配位させる方法を試みた。感温ポリマーゲルは自作のガラスセル中でマスク露光することで成型した。幅0.1 mm、長さ数mmのゲルロッドを形成させ、照射する近赤外光の波長に応じて異なる動きを引き出すことに成功した。

自由記述の分野

コロイド界面科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果によって、ソフトロボットを「マイクロスケール」で「リモートコントロール」可能にした。生体深部まで透過可能な近赤外光を用いるために、将来的には生体内でソフトマイクロロボットを動かせる可能性がある。現在研究されているバイオイメージング(視る技術)やドラッグデリバリーシステム(送る技術)を組み合わせることで、医療・生命科学分野の局所治療技術が大きく発達すると考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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