平成30年度には高強度な竹粉成形体を作製するため,繊維強化により竹粉成形体の高強度化を図ることを目標としていた.その結果,成形温度180°C,繊維含有率70%の条件の成形体が曲げ強度101.4MPaと最も高い強度を示した.平成31年度には竹歯車の耐久試験を行い,より高い負荷に耐えられることを実証することであった.その結果,負荷トルク1.5Nmにおいても10の7乗回転まで耐えた. 令和2年度には歯車運転に適した竹歯車の成形条件を見いだすことであたった.繊維強化した竹歯車の騒音はPOM製歯車より小さい値を示すことを明らかにした.
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