1μm未満で定義されるウルトラファインバブルの存在評価に関してはその微小性から評価が容易ではなく、社会実装の達成を遅らせている。現在、ウルトラファインバブルの粒度分布や数密度の計測にはレーザー回折・散乱法やナノ粒子トラッキング解析法などが用いられているが、計測結果として得られるものは、1μm未満の粒子とした評価である。さらに学術的には不純物が極めて少ない超純水や純水が用いられているが、産業的には水道水などを用いることが一般的である。本研究成果は水道水等でもウルトラファインバブルを評価することが可能であり、これまで成し得なかった知見を得ることから学術的・社会的意義は極めて高い。
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