空気中における物体表面の圧力分布を面情報として取得できる感圧塗料(PSP:Pressure Sensitive Paint)は,大気圧付近での圧力分解能の制約から,低速な流れ場においてその有効性が十分に示されているとは言えない. そこで,本研究では,低速な流れ場における圧力感度の向上を目指し,画像処理技術であるHDR(High Dynamic Range)処理を適用することによって圧力感度の向上を図った.その結果,従来法と比較して約2~3倍の圧力感度を示し,HDR処理を併用することによって圧力感度が向上することが明らかとなった.
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