• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実績報告書

相変化をともなうマイクロ流路内の複雑流れの実験的解明と物理化学モデリング

研究課題

研究課題/領域番号 18K03976
研究機関京都大学

研究代表者

松本 充弘  京都大学, 工学研究科, 准教授 (10229578)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード流体相変化 / マイクロ流路 / 流れの可視化 / 表面粗さ
研究実績の概要

本課題研究は,蒸気洗浄による積層鋼板の絶縁油除去を発端として,10μmスケールの平板間隙に閉じ込められた液体が減圧下で示す複雑流れを対象として,可視化実験によるデータ解析と流体物性に基づく物理化学的モデリングを行うものである.
最終年(3年目)となる2020年度は,以下の研究を行うとともに研究成果をとりまとめた:
(1) ガラス板と高速度カメラによる可視化実験を継続した.本補助金により導入したサンドブラスト装置によりさまざまな表面粗さやパターンをもつガラス板表面を作成し,減圧下での板間隙からの蒸発過程の速度や流路形状の時間変化を解析した.成果を国際会議等で発表するとともに学術論文にとりまとめた.
(2)毛管力により間隙内に流体が入り込むimbibition現象の実験と流動パターンのフラクタル性に関するデータ解析を行った.
(3)蛍光微粒子を用いたPIV手法による間隙内流動の可視化実験により,蒸発を伴う流れを局所的に解析した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Fluid Motion during Evaporation in Rough Thin Gap2020

    • 著者名/発表者名
      K. Nagashima, E. Mae, H. Wakabayashi, M. Matsumoto
    • 雑誌名

      Applied Sciences

      巻: 5 ページ: 1-12

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi