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2021 年度 研究成果報告書

シリアスゲームを利用した高齢者のための嚥下体操支援システムの構築

研究課題

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研究課題/領域番号 18K04042
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分20020:ロボティクスおよび知能機械システム関連
研究機関群馬大学

研究代表者

中沢 信明  群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (80312908)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード嚥下 / 計測 / ソフトウェア
研究成果の概要

本研究では,嚥下体操の計測およびアプリケーションの作成を行った.嚥下体操を首と肩,上肢による運動と口周りの運動に分け,前者はKinectセンサ,後者はカメラ動画像を計測に利用した.ゲームは,流れてくる円をキャラクターが壊して得点を得るものとし,各運動が周期的であることから,往復運動をキャラクターの動きに反映させた.また,咀嚼・嚥下の回数カウントを目的として,喉元の特徴点の動きを調べた結果,咀嚼時は周期的な上下の動きであり,嚥下時は特徴点の動きが乱れることを見出した.これらの特徴をニューラルネットワークによる判別に適用した結果,適切な条件下で咀嚼は100%,嚥下は90%の確率で認識できた.

自由記述の分野

ヒューマンインタフェース

研究成果の学術的意義や社会的意義

食べ物や水分の摂取は,人間の生命維持の根幹に関わる重要な項目である.しかしながら,加齢とともに口腔感覚や唾液分泌が衰えるため,飲み込むことが困難となり,食べ物が喉につかえて窒息状態に陥る,あるいは肺に入って肺炎を引き起こすなど,高齢者が誤嚥を起こすケースが多く,時として生命の危機に至る場合もある.このような高齢者の誤嚥は,食事前の嚥下体操によって未然に防ぐことができる.そこで本研究課題では,高齢者の誤嚥予防を目的として,食事前の嚥下体操支援システムを構築した.ここではセンサにより非接触で体操の様子を計測し,ゲームを取り入れることで持続的かつ効果的に行えるアプリケーションの開発を目的としている.

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公開日: 2023-01-30  

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