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2021 年度 実施状況報告書

サブクローラ型ロボットの移動時の自律水平制御

研究課題

研究課題/領域番号 18K04053
研究機関会津大学

研究代表者

成瀬 継太郎  会津大学, コンピュータ理工学部, 教授 (10301938)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード災害対応ロボット / 姿勢制御 / 経路計画 / シミュレータ
研究実績の概要

サブクローラ型ロボットの移動制御,とくに天板を水平にすることに代表される安定的な姿勢の維持に対して,本年度はシミュレータを活用して姿勢制御手法の開発と検証を行った.
具体的には以下を行った.地形形状は標準試験法で用いられる連続ランプ(Continuous Ramp)とステップフィールド(Step field)を設定し,前後にサブクローラが付いた車両を検証対象とした.移動時において安定した姿勢遷移をするためには,姿勢変化が小さい経路を計画する必要である.そのために地形の各位置と姿勢において,ばらつきを含んだ速度を与えたときに,一定時間経過後にどのような位置と姿勢の範囲になるかをシミュレータによって計測した.そして,移動後の姿勢のばらつきが大きい地点と姿勢を姿勢安定性が低いものとし,そこを避けるように経路計画を行う手法を開発した.シミュレータによる検証をよって姿勢変化が小さく,それにより安定した移動が可能になったことを確認した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

新型コロナウィルスの影響によって実機実験による検証を行う機会は減少したが,一方でシミュレータを活用することで開発手法の検証を行うことができたため,おおむね順調に進展していると認識している.

今後の研究の推進方策

本年度は引き続きシミュレータによる手法の開発と検証を行いながら,実機での実験も検討する.

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウィルスの影響によって実機実験や学会発表ができなくなったため.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件)

  • [学会発表] A Novel Development Process of a Robust Software Module of Manipulation of a Mechanical Device Incorporating with Robot Simulator2022

    • 著者名/発表者名
      Udaka A. Manawadu, Kakeru Abe, Hiroaki Ogawa, Keitaro Naruse
    • 学会等名
      The Twenty-Seventh International Symposium on Artificial Life and Robotics 2022 (AROB 27th 2022)
    • 国際学会
  • [学会発表] Fleet Robot System Connecting Multiple Platforms and Smart Building by Cyber-Physical System2021

    • 著者名/発表者名
      Keitaro Naruse
    • 学会等名
      The International Conference of Innovation and Engineering Technologies
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] 搬送ロボットのCyber-Physical Systemと産学連携2021

    • 著者名/発表者名
      成瀬継太郎
    • 学会等名
      第28回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ
    • 招待講演

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公開日: 2022-12-28  

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