研究課題
3年目の取り組みにおいて,ゴム紐モデルに基づき,昇圧回路で生成する最大電圧値をより大きなものとし,その半分程度の電圧を液晶レンズにとってのGNDレベルとすることで,円形電極内側と外側のそれぞれにより大きな実効電圧を印可できるようになった.4年目の取り組みでは,上記のより高い値の実効電圧制御可能な環境下において,フィードフォワード制御における様々な駆動波形を試しながら,実験成果の対外発表等を行った.4年目の取り組みも液晶層の暑さが数10μmオーダーの液晶レンズをターゲットにした.ここでは,設計・モデル化フェーズと試作・評価検証フェーズの2つの行程で研究を遂行した.4年目の取り組みの設計・モデル化フェーズにおいては,液晶分子の配向欠陥を考慮に入れて実効電圧制御時のオーバーシュート制御及びオーバシュート・アンダーシュート制御用駆動波形の生成手法の確立に研究分担者の秋田大学佐藤進名誉教授とともに取り組んだ.試作・評価検証フェーズにおいては,リアルタイム化したLinuxOSを搭載したPCをコントローラとして,生成した波形に基づいてオーバーシュート制御及びオーバシュート・アンダーシュート制御時の動作検証実験を行い,実験結果からこれらの違いについて評価を行った.この際,研究分担者である秋田大学河村希典准教授の協力を経て,高電圧駆動型の液晶レンズセルを製作し,実験に使用した.実験装置を構成するための電子部品を購入するために消耗品費を使用した.また,国際学会における成果発表のために旅費を使用した.
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 3件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (23件)
Proc. of AMC
巻: 1 ページ: -
10.1109/AMC51637.2022.9729303
Proc. of IEEJ International Workshop on Sensing, Actuation, and Motion Control
Proc. of IEEJ International Power Electronics Conference
Proc. of IECON
10.1109/IECON48115.2021.9589175
10.1109/IECON48115.2021.9589764