本研究は、太陽光発電における電波障害を改善するためにPVモジュールから放射されるノイズ(磁界)の抑制法を提案することである。そこで、①受動的対策法:PVモジュール背面へ異なるノイズ吸収材を付加して最適なノイズ吸収材を選定、②能動的対策法:PVモジュールをアンテナとして考え、PVセル同士を接続するバスバー配線の形状・長さを変更してノイズ発生を抑制、③MPPTについて、パワー半導体素子のスイッチング動作がノイズの発生源であることから、スイッチング周波数を変化させて、発電電流・電圧の脈動を観察し、PVモジュールから発生するノイズが低下する条件を解明、以上3つの着眼点によってノイズ低減法を提案した。
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