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2023 年度 研究成果報告書

長距離伝送と多重通信が可能な海中光無線通信方式の実現

研究課題

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研究課題/領域番号 18K04145
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分21020:通信工学関連
研究機関鹿児島大学 (2021-2023)
山口大学 (2018-2020)

研究代表者

松元 隆博  鹿児島大学, 理工学域工学系, 教授 (10304495)

研究分担者 松藤 信哉  山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (00173873)
井田 悠太  山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (20711229)
大平 康旦  鹿児島大学, 理工学域工学系, 助教 (80816778)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード光無線通信 / 水中通信 / 光CDMA / 光ZCZ系列 / ZCZ-CDMA方式
研究成果の概要

本研究では,海中で,省電力で長距離伝送ができ,かつ複数機器による同時通信が可能な高速光無線通信方式を提案した.この方式では複数の送信局の識別や中継経路の識別を行なうための符号分割多元接続技術と中継途中に並列に配置した複数の中継器を複数のアンテナに見立てたMIMO技術によるダイバーシティ効果によってビット誤り率を低く抑える.本研究ではこの方式に適した光無線通信用の新しい拡散符号や時空間ブロック符号を設計し,それらを用いた通信方式を赤色,緑色,青色のLEDやアバランシェフォトダイオード(APD)を用いた通信システムと計算機シミュレーションによって評価し,有効性を明らかにした.

自由記述の分野

情報通信工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

四方を海に囲まれた島国の日本にとって,海洋資源の調査や開発,発掘は重要な課題であり,海底での状況を海上の船舶にリアルタイムに高解像度の映像を送れることが望まれる.海中で高速通信するためには光を用いることが望ましいが,バッテリーの問題,素子の問題より長距離伝送するのが困難であった.そこで中継機を用いて伝送距離を延ばし,かつ誤りを少なく,かつ高速伝送する通信方式を実現することは重要となる.本研究では光無線通信に適した光符号分割多元接続方式用の拡散系列と複数の中継経路を複数アンテナに見立てたMIMO技術とそのための光無線通信に適した時空間ブロック符号を適用し,上記目的を達成できる見通しを立てた.

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公開日: 2025-01-30  

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