ガラス素材で構成した新しい温度センサが集積された温熱プローブを研究開発し,さらに,温度測定波長と異なるレーザ波長を昇温に利用する波長多重モジュールを試作し,同時照射による特性の測定を行った。吸収長が長くなる近赤外レーザ光を疑似生体等に照射し,光吸収によって発生した熱による昇温を,プローブ先端の温度センサで精度よく測定できることを実証し,その有望性を明らかにした。また,従来のファイバスコープと異なるレンズ原理応用の通信用のグレーデッドインデックスマルチモードファイバを用いた極細光ファイバ画像モニタの研究を行い,従来に比べて10倍以上の長さにおいても集光を確認した。
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