ZnCdSe/BeZnTe超格子及びMgSe/ZnCdSe超格子におけるサブバンド間遷移波長について調べた。理論計算によりどちらも光通信波長の1.5um帯に制御できることが示された。また、ZnCdSe/BeZnTe超格子をコア層、MgZnCdSeをクラッド層とした導波路について光導波解析を行った結果、充分な光閉じ込めが得られデバイスへの応用が可能であることが示された。一方、ZnCdSe/MgZnCdSeヘテロ接合における電圧電流特性について調べ、低抵抗の優れたキャリア注入の手法を見出した。更に、MgSe/ZnCdSe共鳴トンネルダイオードの作製に初めて成功した。
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