研究成果の概要 |
超低消費電力LSI向けMOSFET技術について、Nano-wire (NW)構造による微細化が有効である。しかし自己発熱による駆動電流低下が問題であり、FinFET上にNWを積層することで基板へ通じる放熱経路を確保(リセスコンタクト)することが有効である。そこでp/n積層NW/FinFETsによるInverterやTransfer gate, NOR, NAND, 多入力NOR/NAND, SRAM について、自己発熱効果抑制と面積削減効果を明らかにした。次に本構造ではNANDよりもNORで自己発熱効果が顕著であるが、5入力までであれば駆動電流を大きく維持できることを明らかにした。
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