FPGAに適した組込み用ニューラルネットアーキテクチャを検討し、同FPGAに推論処理アクセラレータを実装する。FPGAへの実装方式の違いによる処理スループットと実行時消費電力が変化することを検証し、エッジ側でデータ収集・分析する低消費電力・低レイテンシのAIシステムシステム性能を評価した。 実装にはXilinx ZCU102開発キット環境を使用し、センシングデータ用ニューラルネットを検討し、FPGAへの実装方式について性能と電力の比較調査を行った。回路実装時の並列パイプライン化によって処理性能を10倍以上に向上させることを確認し、枝刈りと並列パイプライン化との親和性が高いことを明らかにした。
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