各種の自然災害に対して強く安全で、かつ持続可能な生活環境を整えるために,地盤補強と環境にやさしい発電方法の開発が必要となる。さらに、資源の有効活用は持続可能な生活環境の維持のために必須となる。本研究では地盤工学の観点から上記のことに貢献する知見を得るために、地盤補強-発電-資源のリユースのトータルシステムの概念を提案し、その実現性を実験的研究により検討した。 新たに製作した地盤補強と発電を実施するための部材を地盤内に挿入し、その表面をアスファルト廃材で被覆することで地盤支持力の向上および地表面温度を活用した発電が可能となることを実証した。
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