研究課題/領域番号 |
18K04432
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23010:建築構造および材料関連
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研究機関 | 福岡大学 (2019-2020) 徳島大学 (2018) |
研究代表者 |
塚越 雅幸 福岡大学, 工学部, 准教授 (50579711)
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研究分担者 |
上田 隆雄 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授 (20284309)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | コンクリート / 中性化 / 鉄筋腐食 / 断熱材 / 防水材 / 促進劣化試験 / 屋外暴露試験 / 非破壊検査 |
研究成果の概要 |
建築物の実使用状態に近い室内外を想定した2面暴露の試験方法を提案し,内外壁面の中性化と鉄筋腐食の進行について,外断熱材の影響も考慮した検討を行なった。 屋外側の環境と外断熱材によるコンクリートの温度と相対含水率の変化は,屋外内の中性化と鉄筋腐食速度に影響を及ぼす。そのため従来通りの試験体全体を一定の環境に暴露する方法では室内側の中性化による劣化ついて,温湿度の影響の評価が難しいケースが存在する。特に夏季における温度上昇が中性化や鉄筋腐食速度に及ぼす影響や,冬季にて結露が生じやすいような箇所などでは鉄筋腐食速度について過小評価している恐れがある場合があることを明らかとした。
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自由記述の分野 |
建築材料の耐久性評価
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建築物の外壁や屋根部材は,室内外2方向からの同時に劣化因子が作用する。そのため,従来のそれぞれ一定条件下への暴露試験では,条件によっては劣化速度を過小評価している恐れがあった。 本研究では,新たに開発される様々な仕上材料や工法を対象とした,実際の劣化環境を踏まえたRC部材の劣化評価試験方法のための室内外を想定した2方向暴露試験装置を開発提案した。
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