本研究は、2018年度から2020年度までの復興期間の最後の3年間において、福島県における原子力災害からの復興に向けたまちづくりの実態と課題を体系的かつ詳細に明らかにすることを目的とするものである。具体的には、(1)福島県全体を対象として、①フォローアップ除染と除去土壌等の輸送の実態と課題に関する研究、②森林や河川等の“除染”の実態と課題に関する研究を実施し、(2)避難指示・解除区域を対象として、①生活インフラの復旧・再生と住民の帰還生活の実態と課題に関する研究、②帰還困難区域における特定復興再生拠点の整備の実態と課題を明らかにした。
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