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2022 年度 実績報告書

国際化と連動するまちづくり手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K04491
研究機関芝浦工業大学

研究代表者

志村 秀明  芝浦工業大学, 建築学部, 教授 (10333139)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード国際化 / まちづくり / ワークショップ / 再生可能エネルギー / コロナ禍 / 公共空間活用 / 外国人
研究実績の概要

最終年度では、国際的なまちづくりの動向を把握するために、コロナ禍で「フローの空間」が変容しているシンガポールと、再生可能エネルギーの普及が進むドイツ・フライブルクの現地調査を行った。
シンガポールでは、空港周辺のチャンギビジネスパーク、アーバンファームEdible Garden City、中心部のカトン地区などでの空間変容を把握した。またシンガポール工科デザイン大学の村上迅教授と、コロナ禍による「フローの空間」の変容に関する知見をまとめた。
ドイツ・フライブルクでは、景観保護地区にある旧市街地、Waldsee住宅地、Haslach住宅地、開発地区にあるVauban住宅地での、太陽光パネル設置状況について把握した。全体的に景観規制が厳しいフライブルクであるが、市民の意向を踏まえて地域の自立を前提として、各市街地で太陽光パネルの建物屋根への設置といった再生可能エネルギーの導入が進んでいる実態を明らかにした。
コロナ禍によって、国際的に身近な公共空間の活用が進んでおり、国内では既存市街地におけるWalkableな街路空間計画に関する研究や、設置管理許可制度を用いたパークマネジメントに関する研究を進めた。
研究期間全体を通じては、①外国人と協働するまちづくり手法を、外国人居住者状況の把握、外国人観光客急増地区におけるまちづくりの実態把握、外国人が参画するまちづくりワークショップ手法の実践から開発し、②国際的に取り組みが進んでいる身近な公共空間の活用手法の国内外における実態把握、そして③国際的な関心が高まっている再生可能エネルギーをめぐるまちづくりの国内外における実態把握、の3点から国際化と連動するまちづくり手法を構築することができた。研究成果は、6本の査読論文、国内学会発表が9本、国際学会発表が3本、著書が1本であった。更に2023年度に、国内学会で1本の研究成果を発表する予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] STUDY ON THE PARK MANAGEMENT BY INSTALLATION-MANEGEMENT PERMISSION - CASE ANALYSIS OF KIBACO, KIBA PARK, KOTO-KU, TOKYO -2023

    • 著者名/発表者名
      Xu Jiaqi, Hideaki Shimura
    • 雑誌名

      SEATUC 2023 Proceedings

      巻: 2023 ページ: 218-223

    • 査読あり
  • [学会発表] STUDY ON THE PARK MANAGEMENT BY INSTALLATION-MANEGEMENT PERMISSION - CASE ANALYSIS OF KIBACO, KIBA PARK, KOTO-KU, TOKYO -2023

    • 著者名/発表者名
      Xu Jiaqi, Hideaki Shimura
    • 学会等名
      SEATUC 2023
    • 国際学会
  • [学会発表] 営農型太陽光発電施設と景観に関する研究2022

    • 著者名/発表者名
      鈴木優太、志村秀明
    • 学会等名
      日本建築学会大会
  • [学会発表] 歩行者が中心となる街路空間の計画手法に関する研究 -東京都江東区清澄白河地区での検討-2022

    • 著者名/発表者名
      峯村渓太、志村秀明
    • 学会等名
      日本建築学会大会
  • [学会発表] 設置管理許可制度を用いたパークマネジメントに関する研究 -東京都江東区木場講演KIBACOを事例として-2022

    • 著者名/発表者名
      徐佳綺、志村秀明
    • 学会等名
      日本建築学会大会

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公開日: 2023-12-25  

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