研究実績の概要 |
令和2年度は、ピトレスクの概念に基づいた都市保全の対象となる現在の都市空間の保全制度の状況解析を行なった。 前年度の状況解析を受けて、「ピトレスクである」と評価されたビュット=オ=カイユ地区を中心に、PLUによる住宅・ヴィラセクター(SLセクター)における規制と、住民との合意形成の歴史的変遷の概観を明らかにした。 具体的には、令和元年度に、パリ市における現地調査において、パリ都市計画アトリエ(APUR)、フランス国立図書館、古きパリ委員会(CVP)、パリ市都市計画課。パリ市アーカイヴ、パリ市歴史図書館、ビュット=オ=カイユ地区において収集・撮影した資料、写真を整理・分析した。 研究成果について、梗概および学会発表として、江口 久美, パリ市の地域都市計画プラン(PLU)における住宅・ヴィラセクター(SLセクター)に関する研究 ―13区ビュット=オ=カイユ地区のヴィラ・ダヴィエルを対象としてー, 日本建築学会大会学術講演梗概集, 835-836, F-1, 2020.09. 、学会発表(Flash-talk)として、Kumi EGUCHI, Etude sur les secteurs de maisons et villas de la ville de Paris(パリ市の住宅・ヴィラセクター(SLセクター)に関する研究), Journee Francophone de la Recherche(日本に住むフランス語を話す研究者の集い 2020), 2020.12. を行なった。
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