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2020 年度 研究成果報告書

環境対応型潤滑油の天然海水混入条件下におけるトライボロジー特性

研究課題

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研究課題/領域番号 18K04578
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分24020:船舶海洋工学関連
研究機関東京海洋大学

研究代表者

地引 達弘  東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (40322094)

研究分担者 藤野 俊和  東京海洋大学, 学術研究院, 准教授 (70508514)
菅原 隆志  東京海洋大学, 海洋工学部, 助手 (90456319)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード環境対応型潤滑油 / 天然海水 / トライボロジー特性
研究成果の概要

環境対応型潤滑油(Environmentally Acceptable Lubricants、以下EALと略記)に天然海水が混入した場合のトライボロジー特性を、3ピンオンディスク摩擦試験装置を用いて、従来油と比較した。プロペラ軸材と船尾菅軸受材を試験片として、種々のしゅう動条件下で、摩擦係数を計測し、ストライベック線図にプロットして解析評価した。その結果、不飽和エステル油、飽和エステル油、従来油ともに、海水が混入すると、広い軸受定数の範囲で摩擦係数は上昇した。EALは、しゅう動条件によってはトライボロジー特性が不安定であった。生分解の影響については、本実験条件下では、特に見られなかった。

自由記述の分野

トライボロジー

研究成果の学術的意義や社会的意義

EALのトライボロジー特性については、ほとんど公表されていないため、造船メーカやユーザにとっては手探りの状態が続いている。従来油との相違点や海水混入によるトライボロジー特性への影響を調査し、その結果を一刻も早く公表し、更なる改良を求めるための根拠を示し、国内の潤滑油メーカにおいては、国産のEAL開発の加速化を促し、EALの更なる信頼性向上と品質向上を求めるものであり、その学術的意義や社会的意義は大きい。

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公開日: 2022-01-27  

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