研究課題
基盤研究(C)
本研究では、簡易的な解析領域を用いることにより炭塵爆発を模擬した数値シミュレーションを実施した。その結果、燃焼流動場を対象としたLarge eddy-simulation(LES)による非定常解析および高精度な粒子追跡が重要であることが分かった。しかしながら、同解析手法を工学的スケールの現象に適用するにあたり、大規模な三次元燃焼流動場においてLESおよび燃焼反応解析により計算負荷が著しく増大し解析は困難であった。そのため、計算負荷の抑制が今後の課題である。
流体工学
実験計測が多く行われてきた粉塵爆発現象に対する、数値シミュレーション手法の構築と解析を実施した。本手法により粉塵を含む燃焼流動場における詳細な火炎伝播と粒子運動を捉えられることが分かり、今後の現象解明や予測に非常に有用な手段であることが期待される。